ホラー映画/インディース映画のススメ

考察

私が好んで見る映画はもっぱらコメディやラブロマンスなど、見終わった後に気持ちが明るくなるものばかり。

「こんな生活送ってみたいわー」
「もし私がこの人の立場だったらどうするかしら」

といった感じで、映画の世界を自分のそれと照らし合わせながら見ていることが多い気がする。

せっかくお金を払ってお金を割いて鑑賞するんだもの、悲しい気分になったりするものや鬱々としてしまう内容のものは見たいとは思わない。

なのでホラー/スプラッター映画は論外。

うっかり予告編でも目にしてしまおうものならその日のお風呂は目を開けながらでないと髪の毛が洗えなくなってしまうし、しばらくの間悪夢にうなされることになってしまう。

・・・このようにホラー映画を見るなんていうことは天と地がひっくり返ってもあり得ない、という人生を送ってきた。

たいていの女性は私と同じ考えだと思っていたのだが、ある日、ホラー/スプラッター映画が大好きだという女の子にあったことで私の映画に関する考え方はひっくり返った。

怖くならないの?」
「見終わった後嫌な気持ちにならない?」

と聞く私に対する彼女の返答は

「映画を見ている間はもちろん怖いですよ。そもそも、そのスリルを味わいたいからホラーを選んで見ているわけだし。」

「でも、映画って作り物ですからね、現実では起きるわけないので見終わった後も恐怖を引きずることはないです。」

「ホラー映画ってすごいですよ。
人間を怖がらせるのって多分笑わせるより難しいのに、絶妙な音楽とか美しい情景とか台詞まわしとか駆使していて、見るたびに製作者の能力に感嘆します。」


私は自分の現実の世界と照らし合わせるために映画を見ているが、彼女は現実では起こり得ない世界を体験するために映画を見ているのだ。

「ラブロマンスとかって現実に体験できるじゃないですか。わざわざお金払うなんてもったいない。スプラッターは映画の中以外じゃ体験できませんよ!」

すごく説得力のある話で、今まで ”ホラー映画見るとか信じられない” と思っていた自分をはたいてやりたい気がした。

映画鑑賞の仕方も千差万別、
確かに現実にはあり得ないことにこそお金と時間を割くという考えもものすごく真っ当だし、製作者の腕なんて今まで考えながら映画鑑賞をしたことはなかったが、そういう点にも着目したらもっと作品を楽しめるようになるのかも。

40歳を過ぎて目覚めたホラー映画の世界。
これからも一生見ることはないと思っていたが、考えを改めて試しに観てみて本当に良かった。

ホラー映画は一つの芸術作品として鑑賞するとストーリーや音楽など優れているものが多く、見終わった後に遊園地のジェットコースターに乗った時のような強烈なインパクトを残すことは間違いないし、ラブコメなどにはない爽快感が味わえる。

危うくこの魅力を知ることなく一生を終えるところだった・・・

先日観た2014年に制作されたという『クラウン』という映画は大変面白く、2回も繰り返してみてしまったほど。

ネタバレになってしまうから内容には触れないでおくが、この作品はそもそも映画学校の学生だったジョン・ワッツとクリス・フォードが、ふざけてYoutubeにホラー映画の予告編を投稿したのがきっかけで作られたというから驚く。

どこから秀作が生まれるかなんてわからないものだ。

おそらくインディーズ映画の中にはまだ世の中から脚光を浴びていない面白い作品が、ゴロゴロ転がっているのではないだろうか。
ハリウッド映画などNetflixなどで目にすることができる大作に飽きてしまった方は、ぜひインディーズものを観てみることをオススメする。

31日間無料でみることができる 国内最大級のインディーズ映画配信サイトDOKUSO映画館には面白かった作品に投票するシステムがあるので、自分のお気に入りの監督を見つけてその人が成長していくのを投票によって応援するという一味違った映画の楽しみ方もできる。
(毎月1位の作品は無料メンバーでも視聴可能)

確かちょっと前に一世を風靡した『カメラを止めるな!』もインディーズ映画から徐々に広まって大ヒットになったはず。

同じような原石を探しつつホラーの奥深さを味わう喜びを知った今、元の大衆受けするラブコメにはもう戻れないな・・・

考察
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