このビデオはいつですか?に騙された【スパムメール】

行動
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”知人”から届いた一通のメール

”オレオレ詐欺”とか”結婚詐欺”とか”アポ電詐欺”とか色々耳にはするけれど、
「こういうのに引っかかっちゃう人、本当にいるのねえ。私は絶対騙されない自信あるけど。」
と、私にとっては他人事だと思っていた。

ことの発端は朝に届いた知人からのメッセージ。
昔お世話になったものの、随分と長いことお会いしていなかった年配の女性からのものだった。
彼女はとても思慮深く落ち着いた女性で、周りからの人望も厚く、休日には近場にハイキングに出かけるのが趣味だと確かおっしゃっていた。
だから、そんな彼女から『このビデオはいつですか?』とメッセージが届いた瞬間

”私がFaceBookで公開している動画の場所に、今流行のGoToでも利用して行きたいのかな?”
”どの動画に写っている場所のことが知りたいのかな?”

なんて勘違いをして、添付されていた動画のプレイボタンっていうの?△をクリックしてしまった。

なぜ容易に騙されてしまったのか

今考えてみると、良い歳した大人がいきなり挨拶もなしに一言だけ
「このビデオはいつですか?」
なんてメッセージ送りつけてくるわけないんだよな・・・
まずは
「ご無沙汰しています、お元気ですか?」
とかそういう挨拶の文言から始まるもんな・・・
なんで私は引っかかってしまったんだろうと、後悔してやまない。

詐欺メールとは、”知らない相手”、”アドレスがめちゃくちゃなところ”、もしくは”有名企業名をもじった団体”から送り付けられてくるもんだと頭から決めつけちゃっていたもんで、本当の知人から正しいメールアドレスで送られてきたこのメッセージは全く疑うことができなかった

クリックしたら画面にVPNのアプリをダウンロードしませんか?みたいな英文が現れたので、この時点でやっと自分が詐欺メールを開いてしまった事に気付き画面を削除し、それだけの話ですむと思っていたのだが、本当の厄介ごとは夜になって始まった。

恐怖の通知画面

夏の間は熱いので夜にワンコたちのお散歩に行くのだが、汗だくで帰宅し、シャワーを浴びるのが私の楽しみになっている。
シャワーの後に冷蔵庫の冷えたビールを喉に流し込み
「プハーッサイコー」
なんて言いながらゆっくりと携帯を弄ぶのが日課になっているのだが、この日は少し違っていた。
ビールを飲んでいる最中から異様なペースでラインやらメールやらを受信し続けて、マナーモードに設定していた私の携帯がブーブーブーブーうるさいくらい鳴っているのだ。

誕生日とクリスマスとお正月と、その他思いつく限りの記念日を合わせても一年のうちで私がこんなに友人から一斉に連絡を受けることなんてないわけで、不穏な空気を読み取りビールが一気に不味くなった。

ヤバイ、なんかやらかしたな、私・・・

恐る恐る携帯を手にとり指を下から上へ、スッと画面上を滑らせたが、こんなに自分の携帯を見るのが怖かったことはない。

画面いっぱいにパッと表示されるメール通知・着信通知の文字の羅列は、ちょっとしたホラー映画並に恐怖心を煽った。
多分この時、斜め後ろにスティーブン=キングあたりメガホン持って立ってたんじゃないかしら。

乗っ取られてるよ・・・
乗っ取られてるよ・・・
乗っ取られてるよ・・・
乗っ取られてるよ・・・

普段なら嬉しい友人からのメールが、呪いの呪文か死亡宣告かっていうくらい私をどん底に陥れた。

アカウントを乗っ取られるなんていう経験は今までになく、何をどうしたらいいのか分からずパニックになった私は、とりあえずメッセンジャーのアプリを削除したが、これは後から知ったんだけどなんの意味もないらしい。
でもとにかくこの時の私は現実逃避をしたかったというか、アプリさえ消せばウィルスも消えるかも、なんて淡い期待を抱いたのだ。

次に、”私”はどうやらウィルス付きのスパムメールを誰彼構わず送信しまくっていたようなので、FaceBookに謝罪と私からのメールを開かないで欲しいというお願いの投稿をした。
携帯に保存していた連絡先にある人全員にも直接同様のメールを送ったが、中には
「もう開いちゃったよ」
っていう人もいて。
その人の連絡先にある人の元にも、おそらく同じスパムメールが送り付けられてしまう事になるのでしょう。
こうやってウィルスメールっていうのは世の中に広がっていってしまうのね・・・

意に介さず詐欺の一端を担ってしまったようで非常に悔しい&友人に申し訳なく、その夜は悶々としてしまった。

その後は携帯のパスワードを変更し何事も起きていないので良かったが、”絶対に私は騙されない”なんて思い込まずに、今後は何事も慎重に行動しようと思う。
迷惑をかけた方々には申し訳ないが、良い勉強をさせてもらったと納得するしかない。

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