泡風呂とアロマキャンドル

行動

私のストレス解消法、それはいつもより少し贅沢なバスタイム

社会経験を積むためのアルバイト時代

私より少し年上で社会人になりたての涼太と付き合っていて、自分の家があるにもかかわらず彼が私の部屋に入り浸るという半同棲みたいな生活を送っていた頃の話。

当時私は大学3年生。
本格的な就職活動を始める前に様々な業種を経験しておくべきと考えた私は、あえて全く自分には向いていないであろう接客業を選び、近所のドラッグストアでアルバイトをしていた。

しかしそこは予想していた以上に、大変な職場だった。

おばちゃん1
おばちゃん1

「ねえ、なんでこれ一人1個までなの?2個必要だから買うわよ?」

おばちゃん2
おばちゃん2

「なんで○○置いてないの?使えないわね。」

土地柄もあってかひっきりなしに色んな人が押し寄せるそのお店は、理不尽な要求を自分より見るからに立場の弱そうな人間に押し付けてくる大人のあしらい方をまだ身につけていなかった私にとっては、ストレスそのものだった。
しかし社会勉強の意味もかねて働いていたので、耐えた。
”今ここで辞めてしまうのは簡単だけど、それでは何も身につかない・・・

ストレス解消法は癒しのお風呂タイム

そんな毎日を送っていた頃の私の癒しは、お風呂。
泡風呂 の入浴剤を入れて、湯船から溢れ出るほどのモコモコの泡を作る。
少しくすぐったくも感じる優しい泡の感触に全身を包まれると、それまでの尖っていた気持ちが泡に削り取られ、丸くなる。
湯船の淵にはバイト先のドラッグストアでは扱っていないような、口コミでも評判がよかったお洒落なアロマキャンドル をセットし、火を灯す。
お風呂場の電気を消せばたちのぼる湯気がキャンドルの明かりをくゆらせる様子が際立ち、炎をじっと見入っているとその香りの効果もあって催眠術にでもかけられているかのような幻想的な気分になれる。
私のお気に入りは植物の香りがするアロマキャンドル。
学業にアルバイトに、と日々の生活に追われ簡単に休暇なんてとることはできなかったが、これなら目を瞑るだけで高原にでもいるような気分が味わえるのだから最高だ。

まるで西欧の映画のワンシーンのような状態に酔いしれながら

”アロマキャンドルを灯したバブルバスが特別なご褒美ではなく、日常の生活を手に入れたい。”
”いっその事、アメリカにでも行ってみようか。日本にいても自分の未来はたかが知れているのでは。”


泡を両手ですくいあげ、そこに顔を突っ込んでは自問自答していた。

ギネスに認定されたミネラル含有量が世界一の「雪塩」が配合された 自宅のお風呂にスプーン1杯入れるだけで、 サウナ級の発汗・脂肪燃焼・ デトックス・冷え症改善ができる入浴剤で、日本人に多い敏感肌のことを考えて、お肌への優しさにはとことんこだわっています。
ミネラルバスパウダー アロマコレクション アソート5包セット (オリエンタルジャスミン・ローズドウフトボルケ・ゆず・ひのき・ラベンダー)

現実に引き戻してくれるのはいつも彼

そんな夢とも現実逃避とも言える妄想を抱きながら入浴している時に限って、都合よく涼太は帰宅してきたものだ。

涼太
涼太

あー疲れた。新入社員はこき使われて大変だよー

なんて無邪気にいいながら。

でもそういう不満を口にする彼の顔は、先の未来を見据えてか、いつも輝いていた。
希望の会社に就職することができて、こき使われながらも先輩方にたくさん知識を与えてもらえて。
はっきりと口に出すことはなくとも、いつか自分は大きなことを成し遂げるんだという意思と手応えを感じさせた。

涼太
涼太

お、いいねお風呂。俺も入る!

彼はさっと体を流すと湯船に飛び込み、ざばあっと溢れ出るお湯と泡とともに私の鬱々とした気分は排水溝に吸い込まれていく。

涼太
涼太

どうした?疲れた顔して。
俺は今日ね、こんなことしたんだよ。

彼は私の話をいくらでも聞いてくれて、その後自分が会社で経験したことや学んだことを話してくれた。
そんな彼を見ていると
”そうだ、今は目の前にある自分にできることを一つ一つこなしていかなくては。明日も頑張ろう。”
と思えるのだった。

辛いことがあると現実逃避しがちな私を、充実した自分の姿を見せることで現実に引き戻してくれていた彼。
彼と別れて長いこと経つが、私のストレスがたまるとアロマキャンドルを淵において泡風呂に入る習慣は変わっていない。
噂によると彼は今は独立して会社を起こしているらしい。
これからも連絡を取ることはないだろうが、アロマキャンドルの香りをかぐたびに彼の笑顔が脳裏に浮かび、成功を祈らずにはいられない。

【SUISPA(スイスパ)】香る泡の水素バス
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